はた迷惑な物忘れ | カタコトニホンゴ

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夏休みのはじめ。
ポポが添削教材を封筒に入れて、もう封して切手を貼って投函するだけという状態にしてかあちゃんに預けていた。

夏休みも遠くに去った9月半ば。
まだ封筒はかあちゃんの机の山に埋もれていた。
封をするには糊が要るけど、その糊が見あたらない。
(そういえばポポが使ってたよな)と思いこんで
「糊ないから出されへんやん。返して」と詰め寄ったらば、
いつも私が糊を立てて置いてる場所を探って
「ここにあるで、倒れてただけや」

……いやあ、すみませんでしたね。

で、無事に封をして
「ポストに出してきといて」
と、徒歩30秒のポストへ送り出した。

その直後、冷蔵庫におやつを見つけたので
ポポの部屋に向かって
「ポポ~~!」と叫んでも返事がない。
「あれ~? おれへんみたいやわ、また寝てるんやろか」

一部始終を見ていたとおちが
「いま、郵便出しに行ったとこやけど……」と言うまで
本気で気づかなかったかあちゃん。

物忘れが激しいにもホドがあります。
とほほほ。